【取りまとめに関する検討】
政策研究「社会労働保険適用事業所となった場合のメリット・デメリットに関する事例報告」の取りまとめに関する検討
①これまでの事例報告をふまえ、メリットデメリットをどう考えるのか。
②労供労働者の社会保険の適用をめぐる問題点や課題、政策について
③労供事業における社会保障あるいは労働者福祉の整備方向あるいは課題
以上の3点について、参加者全員が自由に見解を述べた。共通認識となったと思われることは、労供事業に「事業主性」を求めるのではなく「社会保険適用事業所としての特例的扱い」を認めさせること、労供事業の実態は多様なので、処遇の維持・改善が図れる場合には「社会保険適用事業所としての特例的扱い」を活用した社会保険の整備を行えるようにすることの2点である。また、指摘された論点としては、日雇労働保険の活用上の問題点、労供労働者の年金問題点や短時間就労非正規労働者の社会保険の適用などが出され、新たな労働政策の必要性が提起された。今後、とりまとめ作業を進め、5月以降に研究会を開き検討することになった。