【報告趣旨】2020年12月8日研究会

コロナ期におけるSE労働者の現状
コンピュータ・ユニオン書記長 横山南人

 システムアンジニア(以下、SE)を始めとする、コンピュータIT労働者においては、以前よりリモートワークが実施されてきた部分があるが、2020年4月7日に新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言が発せられてから、 リモートワークが拡大していった。
 コンピュータ・ユニオンにおいては、主にSEの労働者供給事業を行っており、供給労働者においては、客先常駐であるため、 リモートワークは 自宅でデータを扱うことになり、セキュリティの関係で、さほど普及しないであろうと思われた。
 しかし、 いざ 緊急事態宣言が発せられると当初の予想とは逆にリモートワークが拡大していった。 緊急事態宣言下での勤務状況は下記グラフの通りである。

 上記グラフ中、その他は1日おきに出勤、3名でローテーションで3日に1日は出勤、2日は自宅待機などである。

 コンピュータ・ユニオンも参加するSE労働と健康研究会では、現在「新型コロナ感染症とIT産業労働者の実態調査」をWebアンケートにて行っている。

 10月10日に開催された研究会において、SE労働と健康研究会の研究メンバーのお一人である、産業医の阿部眞雄先生より資料「リモート化された労働」が出されたので紹介した。

 その後、 「新型コロナ感染症とIT産業労働者の実態調査」 の中間報告としてYouTubeに動画を掲載している。